サッカーJ1の徳島ヴォルティスに加入した日本大学藤沢高校3年の鈴木輪太朗(ワディ)イブラヒーム選手が、プロでの活躍を目指して奮闘している。
在学中ながら1月に始まったキャンプに参加。「すべての技術において練習が必要」と、プロのレベルの高さを実感しながらも「サッカーだけに集中できる環境が楽しい」と充実した日々を送っている。
鈴木選手は、ガーナ出身の父を持ち、身長192cm、体重85キロと恵まれた体格が魅力のストライカー。これまでU16日本代表、U18日本代表候補に選出され、若い世代の中でも期待される選手の1人だ。当初は、強豪大学へ進学する予定だったが、サッカー部の佐藤輝勝監督から「プロが興味を持ってくれている」との後押しで、プロ入りを決めた。
キャンプ中、鈴木選手は「高校レベルで通用していたものはプロでは通用しない」ときっぱり。その上で「ゴール前での勝負強さや迫力は自分の良さ。レベルアップしながら、課題の足元の技術を高めたい」と具体的な課題を定めていた。今月26日開幕するリーグ戦については「最後まで諦めずレギュラーを取るつもりでがんばりたい」と抱負を語った。
高い順応性将来に期待
3年間指導した佐藤監督は「順応性が高い選手」と鈴木選手を評する。U16やU18の遠征から戻ったときに大きな成長が見られ、レベルの高い場所で鍛えることが合っていると感じたという。「今は厳しさを感じているかもしれないが、そのレベルに順応した時はびっくりするプレーを見せてくれるはず」と期待した。
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