フットサル県1部リーグのアズヴェール藤沢が6日、館山運動公園で行われた関東2部リーグ昇格試合に臨み、プログレス甲府昭和(山梨県)に4対0で勝利した。チーム設立21年目にして初の関東リーグ昇格を決めた。
試合終了のホイッスルが鳴ると、コートに立つ選手やベンチスタッフも両手を高く上げ喜びを表現した。
関東昇格は、8都県のリーグで優勝したチームによるトーナメント戦で争われた。4チームごとに分かれ、勝ち抜いた2チームが昇格を決めた。
アズヴェールは先月28日、初戦でスプリズ(埼玉県)と対戦。キャプテンの朴舘由海(ほうのきだてよしみ)選手が「初めての昇格試合だったが、選手は落ち着いていた」というように、キックオフから攻撃的な動きでボールを奪うと、わずか45秒で山下航選手が先制点をあげる。後半に入ると3対2と1点差に追い上げられるが、中盤の29分に山下選手がこの試合2点目となるゴールを決め突き放すと、5対2で勝利をもぎ取った。
大一番となった2戦目は、フットサルの本場ブラジルでの経験がある杉本匠選手と坂本正哉選手が活躍。前半12分に杉本選手が右足、13分に坂本選手が左足でゴールネットを揺らす。後半に入ってもアズヴェールのペースは変わらず、26分に坂本選手がこの日2点目のゴール、終了間際の39分には竹中唯人選手がダメ押しの4点目を決め、4対0で完勝した。
試合終了後、喜びでコートに崩れ落ちるように両ひざをついた朴舘キャプテンは「選手全員、ベンチも含めて自分がやるべきことをしっかりできたことが勝因。フットサルで藤沢を盛り上げられるように上位リーグでも戦いたい」と喜びを語った。
大地悟監督は「選手一人ひとりが最後まで集中して良いプレーをしてくれた」と選手を称え、関東リーグに向けては「アズヴェールらしいプレーが出来れば、かならず優勝を狙える」と意気込みを語った。
アズヴェール藤沢は、2000年に社会人フットサルチームとして立ち上がり、03年に県3部リーグに参戦。08年に1部へ昇格し、今シーズン初優勝を果たした。藤沢からプロリーグ「Fリーグ」への参入を目指している。
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