記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 3月19日0:00更新
「思いの強さに比例して作品が大きくなっていく」。被災地福島の動物をテーマに描く画家・山内若菜さんのアトリエで目にしたのは、暗がりから色をまとい飛び立つ不死鳥。高さ3mを超えるサイズとともに「生へのエネルギー」を感じ圧倒されました。コロナ禍は現地へ行けず、これまでの経験と抱いた思いに向き合ったといいます。取材中にも作品の一部を破り、色を塗り重ねて陰影を加え、自身の抱く「生命への希望」を作品に昇華させていました。覚悟と責任を持って生み出した作品には、真実を伝える力が宿ると思います。