２年振りのコンサートを開いた「GREEN and ふぇありーないん」
知的障害者らの音楽グループ「ＧＲＥＥＮ ａｎｄ ふぇありーないん」が先月27日、大庭公民館で２年ぶりのコンサートを行った。久しぶりの公演にも関わらず、会場には定員60人満員の観客が訪れ歌や演奏を楽しんだ。
知的障害者らのミュージカル
知的障害者の就労支援施設「Ｍｕｓｉｃ ｏｆ Ｍｉｎｄ」（大庭）の利用者で構成される同グループ。就労支援施設としては珍しく音楽を仕事としており、例年、大小合わせて50ほどのコンサートやライブを行っている。だが昨年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動がほぼできなかった。
この日のコンサートには、施設スタッフも合わせ26人が出演。主人公が飼っていた２匹のネズミを探すというミュージカルで、オリジナル曲を中心に15曲を披露した。最初緊張気味だった出演者も会場から拍手をもらうとはりきった表情で舞台に立っていた。
来場した80代女性は「初めて聞いたが、みなさん一生懸命で元気をもらえた」、70代男性は「歌も踊りも素晴らしかった。勇気とやる気にエールを送りたい」などと話していた。
同施設の服部誠理事長は「コンサートを開けて感謝。来場者の方々の温かい眼差しがうれしかった」といい、「みんな練習より本番で良い歌や踊りを披露してくれた。人前で披露することがとても励みになっている」と話していた。
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