県は先月30日、高潮に対する避難体制を強化するために、大規模台風発生時に相模灘沿岸で発生しうる高潮による浸水被害のシミュレーション結果を公表した。
高潮は、台風など強い低気圧の影響で海面が上昇する現象。
試算では、藤沢市を含む三浦から湯河原までの全13市町で、最大計約17平方キロが浸水。市内では1cm以上の浸水範囲が、約2平方キロと想定される。また、市内の最大浸水の高さは3m以上5m未満。引地川上流・河口付近、境川上流、江の島東側などのエリアが浸水区域に想定された。
試算の想定は、上陸時の中心気圧が最も低かった1934年の室戸台風(910ヘクトパスカル)を参考に、台風の進路は被害が最大となる25パターンを重ねた。また台風発生時の降雨による河川の氾濫や洪水の同時発生も加味した。
県は、5月末までに詳細の区域図を公表予定。
|
<PR>
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|