江戸時代の風光明媚な参詣地「江の島」や東海道の宿場町「藤沢宿」、地元愛溢れた珠玉のコレクションがずらり――。
市議会議員、県議会議員を2003年まで務めた故・番場定孝氏が収集した浮世絵がこのほど藤沢市へ寄贈されたことを記念した展覧会が、5月5日(水・祝)まで藤澤浮世絵館(辻堂神台2の2の2・ココテラス湘南7階)で開かれている。
館内には、番場氏のコレクションから厳選した20点を展示。歌川広重「東海道五拾三次之内 藤沢 遊行寺」や、大判錦絵3枚続の喜多川歌麿「鮑取り」などが並ぶ。学芸員の小澤由季さんは「番場氏は藤沢と関わりの深い作品を多く集めていた。版のデザイン画にあたる貴重な下絵も見どころ」と話す。
企画展「相模を舞台にした歌舞伎と浮世絵」も同時開催中。歌舞伎の人気演目の中でも江の島や相模国にゆかり深い「白浪五人男」「曽我物語」をテーマに、「相模地域」の観点から浮世絵の魅力に迫っている。
あす4月24日(土)には「学芸員による見どころ解説」も実施。【1】午前11時、【2】午後3時で各30分程度。定員20人、無料。申し込みは電話で。
入館無料、開館時間は午前10時から午後7時(入館は6時30分)。月曜休館(祝日、振替休日の場合は翌平日)。問い合わせは同館【電話】0466・33・0111へ。
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