大道小学校4年生の平井直央君(9)=藤が岡在住=が2日、横浜市の県立音楽堂で行われた「かながわ音楽コンクール」のユースピアノ部門で、小学校低・中学年対象の最高賞にあたる神奈川新聞社社長賞に輝いた。また小学校中学年の部で最優秀賞と中田喜直賞も合わせて受賞し、3冠を達成。「がんばって練習したので、受賞できてうれしい」と念願の受賞に笑顔をみせた。
神奈川新聞社と運営委員会の主催で、37回目となる同コンクール。今回の同部門には県内外の5歳から高校生まで742人がエントリーした。
平井君は二度の予選を勝ち抜き迎えた本選、「心拍数は1しか上がらなかった」という堂々たる演奏を披露した。課題曲に選んだのは、「山のこども」とベートーベン「ソナチネ ヘ長調」の2曲。どちらも明快な音色やリズム感、生き生きとした表現などが高く評価された。
悔しい思いバネに
5歳の時に母の勧めでピアノを始めた平井君。これまで数々の発表会やコンクールに出場し、めきめきと腕を上げた。
同コンクールには4年前の幼稚園年長から出場。一昨年は予選を勝ち抜き本選に出場するも受賞ならず、昨年はコロナ禍でコンクールが中止に。悔しい思いをバネに平日は約3時間、休日は約5時間、熱心に練習に励み、本選に意志強く挑んだという。平井君は「大きなホールで演奏出来て、賞をもらえるのはやりがいになる。これからもピアノを続けていく」と力強く話した。
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