日大藤沢にはチームをを支える二枚看板がいる。中学時代に選抜チームにも選ばれた清水は高校でも注目を集める投手。一方で、目立ちはしないが安定した投球でチームに欠かせない存在としてマウンドに立ってきた。
中学時代は怪我もあり納得できる活躍ができなかった。「高校では楽しく野球が出来ればいいか」と軽い気持ちで進学を考えていた時、日大藤沢の山本秀明監督から誘いを受けた。小さい頃から知っている強豪野球部。活気のある憧れのチームだ。「自分がやっていけるのか」。迷った末に「3年間で何とかしよう」と挑戦を決めた。
最初は練習に付いていくことが目標だった。転機となったのはコロナの自粛期間。3カ月ほどで体重が8kgも増えた。体が一回り大きくなったことで、球速も5Km以上速くなり球威も増した。試合で投球するチャンスも多くなった。
「チームを勝たせる投手」。2年の秋に監督が選手たちに投げかけた言葉の一つを目標にしている。「どんな投手なのか」。試合の流れを読むことを意識し、投球リズムや配球にも気を配るように。コツコツと積み重ねた努力は裏切らず、エース格に成長した。
7年ぶりに4強に進出した春の大会では、東海大相模戦の先発に抜擢された。6回6失点。不本意だが課題が見つかったと次へ目を向ける。「甲子園出場」。この夏の願いはただ一つだ。
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