市政の現場から 「誰一人取り残さない条例」制定を 藤沢市議会議員 かみお江里
コロナ禍は、これまでの社会構造の仕組みが持続可能でないことを浮き彫りにしました。今こそ「SDGs」(持続可能な開発目標)の理念に基づいた、社会の再構築を目指すことが必要です。
6月22日の市議会定例会で、全ての人を社会的孤立や排除から守り、多様性と包摂性のある社会を目指す「インクルーシブ条例」の制定について一般質問しました。
藤沢市は現在、目指すべきまちの姿として「インクルーシブ藤沢(誰も排除しない共生社会の実現)」を掲げています。しかし、今なお社会的な格差と貧困、不平等により女性や子ども、高齢者、障害のある方など弱い立場の人にしわ寄せがいく構造的課題があります。
東京都国立市が2019年4月に「人権を尊重し、多様性を認め合う平和なまちづくり条例」を施行するなど、好事例もあります。市の見解を尋ねたところ「今後『藤沢市人権施策推進指針』改定に向けた検討を行う予定であり、条例制定の必要性などを含め、多角的な視点から検討を進めていく」との答弁でした。
社会の連帯が失われ分断が進む今、条例制定は待ったなし。今後も強く市に要望していきます。
※一般質問の内容は市議会録画放映一覧表で閲覧いただけます。
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