市内初となる、地産木材を構造に使用した木造中高層ビルが大鋸1丁目で5日、着工された。藤沢に本社を置く富士リアルティ(株)・湘南乃工務店が手掛ける。
建物は4階建てで広さは約300平方メートル。居住スペース、店舗、企業オフィスを置く複合ビルとして計画された。コンセプトデザインは地元デザイナーが手掛け、「海と木と自然の融合」がテーマとなっている。完成は2022年1月頃を予定。
県SDGsパートナー企業として環境保全に取り組む同社。建築を手掛ける中で、輸送などに多くのCO2を排出する国外産木材に代わる、国産木材に着目。山林の適切な貯水環境のために地産木材推奨が効果があるとして、住宅に限らず、ビルなど広く建築物に活用すべく、新プロジェクト「MIYU/海友」を立ち上げた。永松秀行代表は「環境に優しく、藤沢の魅力を高める建物となれば」と話した。
藤沢版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|