藤ヶ岡中学校サッカー部は2日、小田原市の城山陸上競技場で行われた第55回県中学校総合体育大会の決勝で、川崎市立向丘中学校を6対1で下し、大会3連覇を達成した。公立校ながら、有力な私立校もある神奈川県での3連覇の快挙に、就任9年目の大橋賢也監督は「子どもたちの成長と共に、結果も伴い良かった」と笑顔を見せた。
同大会は、県内各ブロックの代表32校が出場。夏の頂点を目指し、熱戦を繰り広げた。
「先輩たちが築いた2連覇を止めないように」。そんな緊張感もあり、順調な滑り出しではなかったという藤ヶ岡。川島祐人選手(3年)は「きつい試合もあったが、乗り越えて成長できた」と振り返った。
コロナ禍で昨年の同大会は中止。最後の夏を不完全燃焼で終えた先輩の姿を間近で見ていた現役生は「本当に悔しかった。だから自分たちが県で優勝する」。そう強い気持ちで臨んだ決勝戦は、先輩たちが県大会で着るはずだったユニフォームで挑んだ。
迎えた決勝戦では猛攻の6ゴール。開始2分で相手に先制されるもすぐに切り替えた。1得点したキャプテンの阿部凌磨選手(3年)は「自分たちのボールを保持しながら、味方から良いパスが来て、相手の動きを見ながら落ち着いて、思っていた通りのシュートが打てた」とはにかんだ。
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7日に行われた関東大会では、初戦の山梨県甲府市立城南中学校に0対2で敗れ、最後の夏にピリオドを打った。
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