藤沢版 掲載号:2021年9月10日号 エリアトップへ

用田 中将姫祭るほこらを修繕 地域住民らが寄付募り

文化

掲載号:2021年9月10日号

  • LINE
  • hatena
新しくなった中将姫のほこらと、その前に立つ長谷川健一さん(右)と渡辺大策さん
新しくなった中将姫のほこらと、その前に立つ長谷川健一さん(右)と渡辺大策さん

 用田にある寿昌寺の裏手、里山の中にある「中将姫」を祭るほこらが、地域の人々によって修繕された。壊れていた屋根を葺き替え、軒を伸ばし床も張替えリニューアル。古くからの地域の拠り所が真新しくなった。

 中将姫は、奈良時代、右大臣・藤原豊成の娘として奈良の都に生まれた。5歳で母を亡くし、豊成が後妻を迎えると、その賢さや美しさを妬む継母に命を狙われ逃亡生活を経験。その後、仏門に入り信仰を深め、極楽浄土に旅立ったという。その中将姫が蓮茎を糸に編んだとされる曼陀羅は、国宝として奈良の當麻寺に保管されている。

 用田には、継母から逃れた姫が隠れ住んだとの言い伝えがある。ほこらは一時期を過ごした場所で、今でも命日とされる3月14日に合わせ、地域住民らによって供養祭が開かれている。

 だが5年ほど前に落ちた木の枝で屋根が破損。年月が経つにつれ木が腐り、中の資料が濡れてしまうように。そこで地域の有志が寄付を募り修繕することになった。

 寄付を呼びかけた長谷川健一さん(74)と渡辺大策さん(74)は「私たちの世代で新しくして、いつまでも守り続けてほしかった」といい、「来年はコロナで中止していた供養祭をきれいになったほこらの前で」と期待していた。

地域の拠り所

 長谷川さんは古い家柄で中将姫にまつわる話も伝え聞く。ほこらは、女性だけが農閑期などに集まりを持っていた場所で、次第に男性も交じり、人々の拠り所として愛されていた。

 幼い頃には、修繕などの資金調達に、芝居を呼び人々を集めたことを覚えているという。

中には、中将姫の肖像画や當麻曼荼羅のコピーが飾られている
中には、中将姫の肖像画や當麻曼荼羅のコピーが飾られている

藤沢版のローカルニュース最新6

災害時「住民取り残さない」

災害時「住民取り残さない」 社会

御所見地区で防災訓練

12月3日号

開催地の証、ピアノに込め

開催地の証、ピアノに込め 社会

藤沢青年会議所が市に寄贈

12月3日号

SDGs推進の旗手目指せ

SDGs推進の旗手目指せ 社会

松下政経塾で全4回講座

12月3日号

「でっかいの出てきた」

「でっかいの出てきた」 教育

グリーンLC 児童招き芋堀り

12月3日号

店頭でマルシェ

店頭でマルシェ 経済

無印良品「地域の賑わいに」

12月3日号

大根の収穫を体験

なかよしランド特別企画 青木幼稚園

大根の収穫を体験 教育

12月3日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月3日0:00更新

  • 11月26日0:00更新

  • 11月19日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年12月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook