ブロードウェイミュージカルに挑戦するため2019年に渡米した、亀井野出身の俳優・小野功司さん(40)が、海外で躍進し活動の幅を広げている。小野さんは、9月23日に全国公開されるジョニー・デップ主演作の映画「MINAMATA(ミナマタ)」へ出演。11月にはミュージカル「えんとつ町のプペル」にプロデューサーとして尽力するなど「日本と世界の国々を演劇でつなぎたい」という夢を叶えるため奔走している。
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渡米後まもなく映画「ミナマタ」のオーディションを通過し、工場のカンパニーマン役として出演が決まった。「演劇とは違う貴重な経験ができた」
その後ニューヨークの演劇学校へ通い始めたが、言語の壁で思い悩むことも。夢を叶えるために必死に食らいつき、「だんだんと楽しめるようになっていった」という。同年12月には芸術活動のみで生計を立てられると見込まれ「アーティストビザ」を取得。演劇学校とオーディションや舞台出演などを両立する生活を送った。
軌道に乗り始めた頃に感染症が拡大。ニューヨークのロックダウン、劇場の閉鎖など活動は制限された。悔しさが募ったが「せっかく挑戦したのだから」と気持ちを切り替え、演劇仲間と共にオンラインを使って稽古に励んでいるという。
「ブロードウェイに挑戦したいと思う人を増やしていきたい」。そんな希望を叶えるため、英語演劇教育のための会社を立ち上げ、日本の子ども達に向けて英語の芝居を披露するなどの活動もしている小野さん。「世界にはチャンスがある。挑戦する人を増やすための土台をつくっていきたい」と力強く話した。
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