近年、家族ら周囲の勧めや自身が事故の加害者となる可能性を危惧し、運転免許を有効期限内に返す「自主返納」を検討する人が少なくないという。藤沢と藤沢北警察両署管内でも高齢者が関係する事故が全体の約3割を占めており、昨年は藤沢署管内で1027人、藤沢北警察署管内で918人が免許を返納した。
運転免許証の自主返納は道路交通法の一部改正により1998年4月に始まった。
特に2019年は、東京都豊島区東池袋で母子2人の命が犠牲となった自動車死傷事故を背景に、全国的に免許返納をする高齢者が急増。藤沢署管内では1167人、藤沢北署管内では1018人が返納した。
同事故は今月2日、被告人(90)に禁錮5年の実刑判決が言い渡された。もう一度自身の運転を見つめ直す機会となりそうだ。
両署によると、65歳以上の運転免許証保有者は8月末時点で藤沢署管内で24170人、藤沢北署管内では26168人。両署交通課は「自身や家族の運転に不安のある人は、安全運転の相談窓口の利用や講習会への参加など検討してほしい」と話している。
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