県政報告 酸素ステーションの増設を 神奈川県議会議員 松長泰幸
今夏の新型コロナウイルスの感染拡大によって、自宅療養者は激増し、中には不幸にして自宅療養中にお亡くなりになった方もおられます。新型コロナウイルスの怖さの一つは容体が急変する事です。このことを踏まえ9月議会で、知事に対して酸素ステーションの増設を要望しました。
県では今年2月に善行の県立スポーツセンターに緊急的な酸素投与施設を設置しました。東京五輪の開催に伴い、設置場所を横浜市内のホテルに移転したところ、100名以上の患者が既に搬送され、急場を凌いでいました。
厚労省も各自治体に酸素ステーションの整備を検討するように通達し、経費の財政支援を打ち出していますが、県内には現在1カ所だけであり、横浜市以外の地域にも増設したいところです。
酸素ステーションでは治療はできず、加えて、酸素をずっと吸い続けると2次的な副作用もあるとのことです。しかし、病院等での治療が難しいのならば、呼吸ができず苦しんでいる患者にとって酸素療法は命綱です。
他方で、飲食店や観光業関係者から「経済を回すためには、コロナ病床数の余裕が必須」との声も届いています。
新型コロナ患者の病床数を増やせないところに関しては、簡易的である酸素ステーションの設置を、医師会などの医療関係者に交渉して頂きたいと考えております。
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