プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が11日、東京都内で開かれ、日大藤沢高校3年の柳澤大空外野手(18)が東北楽天から育成2位指名を受けた。昨年福岡ソフトバンクから3位指名を受けた牧原巧汰選手(19)に続き、2年連続で同校からの指名となった。柳澤選手は「1日でも早く支配下登録されて、プロの世界で活躍したい」と抱負を語った。
柳澤選手は横浜市瀬谷区出身で高校通算18本塁打を誇る右打ちのスラッガー。身長182cmと高身長ながら50m走6秒0、遠投100mという高い身体能力を備えており、その将来性が買われている。
今春の公式戦では、県大会準々決勝の向上戦で6回に同点の3点本塁打で勝利に貢献。続く準決勝の東海大相模戦では2打席連続のソロ本塁打を放ち、惜しくも試合には敗れたが、バットでチームを鼓舞した。同大会では計4本塁打をマークし評価を高めた。
小さい頃からプロ野球選手が夢で、昨年、1年先輩の牧原選手が指名されてから、その思いが強くなったという。ドラフトでは支配下でのプロ入りはかなわなかったが、夢の実現へ第一歩を踏み出した。
柳澤選手は、プロで対戦したい投手に巨人に4位指名された東海大相模の石田隼都選手(18)を挙げ「打倒東海大相模を掲げて高校3年間、甲子園を目標にしてきたが、一度も対戦することができなかった。プロの世界で対戦してみたい」と意気込みを語った。
3年間指導した山本秀明監督は、「不器用な選手だが、遠くへ飛ばす力や身体能力は文句なし。きつい練習にもへこたれない強い体を持っている」といい、「厳しい世界だが、野球漬けの環境は向いている。わき目も降らず練習してほしい」とエールを送った。
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