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慶應義塾大学 運動とSDGsの輪広がれ 世代横断型のスポーツイベント
慶應義塾大学の関係機関、神奈川県が連携し、コロナ禍で活動機会の制限されている地元の親子やシニアに対し、運動や健康づくりのきっかけを世代横断的に提供するイベント「神奈川&慶應スポーツSDGsフェスティバル2021」が10月9日、県立スポーツセンター(善行)で開催された。約90組200人の親子やシニアが参加し、GPSで走行データを測定する鬼ごっこや健康関連アプリの体験など「データ駆動型」のプログラムを体験した。
イベントは、慶應スポーツSDGsプロジェクトと慶應ラグビー倶楽部が、スポーツ庁「Sport in Lifeプロジェクト」の一環として主催した。運動や健康に関する学内のリソースを活用し、地域の健康課題や未病の改善、持続可能な社会につなげようという取り組み。
参加した子供たちは、GPS受信機を装着し、走行距離や最大速度、加速度を測定する鬼ごっこを体験。測定値は後日のオンラインプログラムで発表され、何気ない遊びがたくさんの運動量につながることを実感した。
かけっこ教室では、山縣亮太選手など五輪選手も指導する慶應大の高野大樹陸上部コーチが「固いボールが弾むイメージを走りに生かして」などアドバイス。パルクールやヨガ教室のプログラムも行われ、多様な体の動かし方が紹介された。
慶應ラグビー倶楽部の和田康二理事は「子供の頃は、跳ねる、走る、蹴るといった多様な動きを身につけることが大切です。さらにデータがあると、自分の能力や成長が実感できる」と話した。
事前に1週間身につけた活動量計を持参した保護者には、歩いたり座ったりしていた時間などを示す身体活動データを提供。慶應大の医学博士、小熊祐子准教授は「テレワークやデスクワークの方は20分毎に2分程度、座りっぱなしにならぬようブレイクを取り入れて」など助言した。
認知症早期発見の検査アプリを活用した認知機能測定や歩数計アプリの体験など、シニア向けプログラムも行われた。
同プロジェクトは、藤沢市の「ふじさわプラス・テン」や港北区と連携したオンラインラジオ体操なども手がけ、地域密着の取り組みを展開していきたい構え。和田理事は「大学の資源やスポーツの力を通じ、SDGs達成に貢献していきたい」としている。
詳細はウエブサイト(https://sportssdgs.keio.ac.jp/)へ。
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