小児まひを引き起こすポリオウイルスの根絶が目前の今、改めて機運を上げようと、世界的な奉仕団体、国際ロータリー2780地区(田島透ガバナー)が世界ポリオデーにあたる24日、市内辻堂のアイクロス湘南でサミットを開いた。当日はその内容を動画配信サイトユーチューブでライブ配信。市民に広く「あと一歩」の取り組みに理解と協力を求めた。
子どもがかかりやすく一時、世界で毎年35万人が犠牲になっていたポリオウイルス。現在では、世界中のRCの活動もあり、その症例は99・9%まで減少。根絶が果たされれば天然痘に続く世界2例目の快挙となる。
サミットでは今秋同地区が展開したラッピングバスや神社での祈願祭などの啓発活動などを紹介。ほか、強固な協力関係で根絶達成を支援してきたインドのロータリー会員や、現地で治療や社会復帰に尽力する医師もオンラインで出演。クラブ同士や関係機関との協力の重要性などが語られた。
田島ガバナーは取材に対し「ポリオウイルスが根絶された日本ではピンとはこないかもしれないが、だからこそ、世界での根絶に向けて理解と協力を訴え続けていきたい」と力を込めた。
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