藤沢青年会議所(石井世悟理事長)は先月23日、五輪・パラリンピックをイメージしたデザインを施したピアノを藤沢市に寄贈した。今夏の東京五輪で藤沢市が競技会場や事前キャンプ地となった「レガシー」を形にして残そうと企画。処分前のピアノを引き取り、高校生がペイントを行った。
同日、藤沢駅前で行われたSDGs啓発イベントで除幕式を実施。お披露目後はストリートピアノとして一日限定でユーチューバーや市民が演奏した。プロジェクトを進めてきた同青年会議所の金子晋也さんは「今夏の貴重な思い出をピアノに刻み、今後藤沢を訪れる人に伝えたい」と話した。市は今後、ピアノを「市民が楽しめる形での設置を検討していく」としている。
湘南工科高生がペイント
寄贈したピアノは湘南工科大附属高校美術部の生徒5人がデザインを考案し、11月上旬から2週間かけてペイントを施した。下地となる白色のアクリル絵の具を3回塗り重ね=写真=、五輪カラーの5色で円や三角形のモチーフを描いた。
デザインのイメージは「大陸や人種を超えたつながり」。3年生男子は「大役を任せていただき緊張したが、美術部で活動した証が藤沢に残り続けるのがうれしい」と話した。
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