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湘南台MOP HOME寺子屋 子どもらに「第3の居場所」を 食事、勉強、遊び―学生一緒に

コミュニティ教育

掲載号:2022年1月14日号

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夕方になり訪れた子どもと弁当を食べる大学生ら
夕方になり訪れた子どもと弁当を食べる大学生ら

 家でも学校でもない、「第3の居場所」を子どもたちに提供しようと湘南台で活動している学生団体がある。慶大に通う大学生らが2016年に立ち上げた「My Own Place」(MOP)。月2度、高校生以下に食事を無料提供するほか、学習をサポートしたり一緒に遊んだりする。昨年5周年を迎え代替わりも進んだが、子ども本位の活動が今も続いている。

 ふわりと出汁の香りが立ち込める。8日、高倉の東勝寺。新年初の活動となったこの日は中学生や高校生5人ほどがオセロに興じたり、近況を話したり。5時になると学生手作りの雑煮と注文した弁当を味わった。

 ルールは一つ、食事のとき「いただきます」と声を合わせるだけ。遊ぶのも勉強するのも過ごし方は自由だ。必要であればボランティアの大学生が学習もサポートする。

 「湘南台MOP HOME 寺子屋」と銘打つ。現在メンバーは慶大以外にも広がり、15人ほど。食事、居場所、学習サポートの提供が活動の柱だ。

 大切にするのは、子どもにとって親や教師、同世代の友人とは違う「ナナメの関係性」。創立メンバーの一人で、現在は看護師として勤務する李紀慧さん(27)は卒業後も理事として携わる。

 「様々な境遇で家以外に居場所があることで救われる子がいる。成長過程にはそうした場所が必要だと思う」。自身の実体験を踏まえ、居場所の意義をそう強調する。

 MOP代表で早大3年生の中村まな美さん(21)も子どもと一緒に遊んだり食事をする中、何気ない会話の中から「家庭や学校の悩み」を幾度となく打ち明けられた。コロナ禍で活動制限を余儀なくされた時期もあるが、「こういう場所があり続けることが大事だと思う」。最近では親子で訪れる人もおり、親の悩みを聞くことも増えた。中村さんは「近所に遊びに来る感覚でいい。学校でも家でもないリラックスできる場所になれば」と話した。

 開催は毎月第2、4土曜日の午後1時から7時。食事は高校生以下無料、保護者300円、見学者500円。問い合わせは同団体ホームページか【メール】myownplace.329@gmail.comへ。食材や玩具、教材の提供も受け付けている。

活動を紹介する中村さん(右から2番目)とメンバーら
活動を紹介する中村さん(右から2番目)とメンバーら

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