いじめや暴力のない学校づくりを目指し、他校の生徒同士で活動報告や意見交換する「STOPいじめ!中学生の集いinふじさわ」が15日、オンラインで開催された。市立中学校19校111人の生徒会代表らが参加。さらなる主体的ないじめ防止に向けて、心構えを新たにした。
参加校は各校でいじめ防止対策の啓発などに取り組んでおり、2013年度から毎年会議を実施。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、昨年度に続いてオンライン上で開催した。
冒頭、岩本将宏教育長は「率直に意見交換し、いじめはしない・させない・許さないという気持ちでさらなる防止につながることを期待します」とあいさつ。前半はグループに分かれ、事前に準備したいじめ防止策と仲間づくりのための活動について報告した。
滝の沢中では、独自の「いじめ撲滅規約」について発表。「自分がやられたら嫌なことはしてはいけない」など5つの宣言を定めているという。
羽鳥中ではいじめ反対の意思表示をしたい人がピンクの物を身に着ける「ピンクシャツデー」を実施。昨年は募金活動も行い、NPO法人に寄付したという。
SNSの注意点
後半はSNSなどを介したネット上のいじめについて、事例を交えて意見交換。防止策として「思ったことをすぐに書き込まない」「悪口を書かない」などの声があがった。
また他校の活動を踏まえ、今後どのような取り組みができるかも議論。「演劇を通して考えてもらう」「月1度、生徒同士が匿名で褒め合う箱を設置する」など様々なアイデアがあった。
片瀬中生徒会長の天野翔太さん(14)は「自分たちからは出ない発想があり、とても参考になった。より良い学校づくりに生かしたい」、副会長の樋口咲季さん(14)は「SNSでもスマホの向こうには相手がいる。自分が言われたらどう感じるか、考えることが大切だと思う」と話した。
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