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藤沢版 公開:2022年4月15日 エリアトップへ

藤沢駅北口地下通路改修 駅周辺活性化のモデルを デスク・レポート

社会

公開:2022年4月15日

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 ▼藤沢駅北口を東西にむすぶ地下通路がこのほど全面改修された。ペデストリアンデッキ(サンパール広場)とともに、市が2012年に策定した「藤沢駅周辺地区再整備構想・基本計画」の中核事業で、市は市民交流や賑わい創出の場としての活用も視野に入れる。周辺施設をつなぐ動線としてだけでなく、活性化に向けた今後の展開に期待したい。

 ▼19年12月に再整備が完了したサンパール広場では、昨年4月から条例が施行されたことで法的な位置づけが市道から広場へと変わった。現在、エリアマネジメント組織が指定管理を受けて運営しており、週末を中心にマルシェや音楽演奏など様々なイベントが催されている。地下通路の広場部分(約300平方メートル)も条例の適用範囲で、市は床や壁に投射した映像が触れると動くインタラクティブシステムやフリーWi-Fiなど最新設備も整備した。これまでの民間視点を生かしつつ、催しを上階のデッキと連動させるなど、さらに発想を発展させてほしい。

 ▼藤沢駅は3線が乗り入れ、一日あたり市の人口と同規模の約40万人が利用する交通の要衝であり、「湘南の玄関口」だ。駅前を起点とする賑わいの創出は、ポンプのように活力を市全域に広げるだけでなく、街の魅力を内外に向けて広く発信する好機にもなろう。市は市民や事業者などとの「マルチなパートナーシップ」を生かしたまちづくりを掲げる。官民が連携し、まちの活性化に取り組む機運の醸成にも役立てたい。

 ▼再整備は今後、デッキを南北につなぐ自由通路の拡幅や駅舎の改修などを経て南口に軸足が移る。周辺では商業ビルの老朽化も課題となっており、フジサワ名店ビルなど3棟を一体化し、建て替える計画も進む。北口の公共空間を活用する成功体験は、今後南口を整備する際にも生きよう。コロナ禍による新たな生活様式や人口、産業構造の変化などで時代のニーズは移り変わりつつある。次代を見据えた新たなモデルに期待したい。

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