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善行の福祉作業所が映画化 障害者の日常 ありのままに

社会

掲載号:2022年4月22日号

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映画のフライヤー(上)と映画の一場面。施設では通所者と職員、ボランティアが垣根なく過ごす
映画のフライヤー(上)と映画の一場面。施設では通所者と職員、ボランティアが垣根なく過ごす

 住宅街の一角にある、築50年ほどの簡素な建物。裏手の傾斜地には竹林が広がり、下るとアトリエと作業棟、その先には緑豊かな庭が広がる。ここが通所メンバーの「くらし」の場――。善行にある福祉作業所「さんわーくかぐや」がこのほど映画化された。約120日間の生活に密着したドキュメンタリー作で、4月28日(木)から鵠沼海岸にある映画と本とパンの店「シネコヤ」で上映される。

 タイトルは「かぐやびより」。監督は、チベットから亡命する家族のドキュメンタリー映画「オロ」(2012年)を撮影し、日本撮影協会賞を受賞したカメラマンの津村和比古さん(76)。17年11月から約4年間、カメラを回した。

 さんわーくかぐやは、障害者が通所するデイサービス施設。2008年に精神障害がある娘の居場所として、前理事長の藤田慶子さんが開いた。現在、知的や精神などの障害のある10人が通所している。

 現理事長の藤田靖正さん(42)によると、施設信条は「もうひとつの家族」。社会に馴染めなかったり、生きづらさを感じる利用者らが「ありのまま」を大切に、職員のサポートを受けながら主体的に農作業や創作活動に取り組んでいるという。19年には福祉の先進事例を表彰する「第7回かながわ福祉サービス大賞」で特別賞を受賞した。

 17日には先行上映会が行われ、通所メンバーや関係者があいさつ。津村監督は「作品化にあたっては価値観が一方通行にならないよう、観る人にとっての余白を残した。障害や福祉、人間、世の中などについて考えるきっかけにしてもらえたら」と話した。

 上映は5月8日(日)まで。2日までは午前10時30分、3日からは午後5時上映開始(3日〜はトークインベントも)。各回定員20人。料金は一般1800円。問い合わせはシネコヤ【電話】0466・33・5393。

先行上映会であいさつする藤田理事長(右)と津村監督
先行上映会であいさつする藤田理事長(右)と津村監督

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