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海の環境保全などに取り組む「江ノ島・フィッシャーマンズ・プロジェクト」の代表を務める 北村 治之さん 江の島在住 57歳

掲載号:2022年5月6日号

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藻場復活へ試行錯誤

 ○…危機感はあった。全国各地で海藻がなくなる「磯焼け」が深刻化する中、昨年、江の島沖合でカジメが消失していることが判明。豊かな藻場が岩肌むき出しの無残な光景に変わり果てていた。兆候はあったが、「全くなくなるとは」とショックを隠せない。海水温の上昇、台風による流失、食害など原因は定かではない。それでもすでに藻場の復活に向けて走り始めている。

 ○…遊漁船を営む漁師で、江の島片瀬漁業協同組合の組合長でもある。地元漁業に関心を持ってもらおうと、2009年から「初心者向けの船釣り教室」を始め、13年からは水産庁の事業採択を経て現在の名称に変更。以来、領域を広げ藻場の保全活動や海底清掃、ワカメの養殖を通じたライブ型食育活動の推進など多岐にわたる活動を続けている。活動は多忙に拍車をかけるが、目の前に課題があれば、自然と身体が動く。「やらないよりやった方がいい」。そんな気質だ。

 ○…大学を卒業して家業を継いだ。当初船釣り教室を始めたのは、利用客の高齢化が進み、裾野を広げたいとの思いから。親子連れやリピーターも増え、今や開催すれば満員になる人気ぶりだ。「楽しい記憶があれば大人になったときまた釣りをやろうと思ってもらえるかもしれない」。そう言って目を細める。

 ○…小魚や貝類の生息場所となる藻場は「海の森」とも称される。消失は生態系全体への影響が懸念され、地域ぐるみでの対策は急務だ。プロジェクトでも今後はまず海底の実態把握に向け、調査範囲を拡大。水中ドローンの活用を見据える一方で、養殖も試みる。「地球規模で見れば仕方がないことなのかもしれない。でも、何とかしたい」。海を愛するゆえの思いが言葉ににじんだ。

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