5月18日に開催される総合格闘技イベント「DEEP湘南」を企画した 永松 秀行さん 藤沢在住 57歳
いつでも湘南ファースト
○…愛する藤沢を盛り上げたい――。格闘技団体・DEEPとタッグを組み、総合格闘技スポーツ・MMAの大会を秩父宮記念体育館で企画した。「PRIDE」など打撃・組み技・寝技をミックス、各分野の大物の夢のマッチでも話題の競技。今後定期開催を経て規模を拡大し、いずれは湘南の海岸での大会開催を夢見る。
○…新日本プロレス立ち上げに興奮した幼少期。空手やボクシングなど、体一つで戦う格好良さにほれ、テレビの試合にかぶり付いた。大会趣旨には地元から世界へ羽ばたく選手の発掘もある。プロの生試合を見てもらうことで、自身のように心動かされる子どもがいるはずだ。「格闘技は子どもたちの居場所にもなる。正しい力の使い方を学び、ぶつかって、受け止めてもらえる」と目を細める。
○…「湘南の魅力を一番に感じるには、住むこと」。本業は住宅・不動産。32歳で藤沢で独立し、FJグループを一代で築き上げた。笑顔が絶えない湘南の暮らしを支えることをモットーに、「何歳になっても藤沢で暮らすために」と介護事業なども手掛ける。藤沢の魅力を、都心とのアクセスの良さ、美味しい飲食店、自身も若い頃にはまったサーフィンなど数々上げつつ「海パン姿で自転車に乗っていても不審に思われないところが一番の魅力」と笑う。
○…リングの上では年齢も肩書も関係ない。若い時に患った大病の完治を機に40代にして柔術に挑戦。昨年、全日本マスター柔術のチャンピオンになった。今年プロキックボクシンサーとしてデビューした息子の進之介選手に対し「カッコいい親父の背中を見せ続けたい」とニヤリ。座右の銘は造語の「酔(すい)笑(しょう)夢(む)死(し)」。「夢を抱き続けたいね」と笑った。