県政報告 当事者目線の障がい福祉実現を 神奈川県議会議員 脇れい子
6月23日、神奈川県議会第2回定例会で、会派の一員として一般質問を行いました。
藤沢市亀井野にある「県立総合療育相談センター」では、重症心身障がい児者などを対象として短期入所事業を行っていますが、医療・看護の体制確保が困難なことや設備の老朽化から、特に重度の方の受入れが制限されています。
「当事者目線の障がい福祉」を目指すならば、障がい者が抱えている具体的な困難や課題を解消していくことが何よりも重要です。条例を制定するなら、理念を語るのではなく、実効性を伴うものとしていくべき。重症心身障がい児者への対応についても同様です。
そこで同センターを含めた重症心身障がい児者のための短期入所事業について、今後どのように進めていこうと考えているのか、黒岩県知事に所見を問いました。
在宅重症心身障がい児者家族の視点も忘れずに
知事からは「センターの現状を踏まえて、当事者、学識者、関係機関や市町村などの意見を伺いながら短期入所事業の運営方法を検討していき、できるだけ速やかに方向性を決めてまいりたい」との答弁がありました。
コロナ禍での短期事業の受け入れが厳しかったとはいえ、医療設備・機器類の老朽化による病棟機能の低下などはなぜもっと早く検討できなかったのか、残念です。県立施設としての意義を忘れず、当事者目線の障がい福祉の実現とは何かを念頭におき、在宅で暮らす重症心身障がい児・者を支える家族の視点も忘れることなく、実効性ある取り組みを迅速に進めていただくことを強く要望しました。
能登地震に学べるか。3月29日 |
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