新林公園で8日、「旅する蝶」として知られるアサギマダラが羽化する様子が観察された。発見した自然観察指導員で蝶の本を3作自費出版している上村文次さん=片瀬山=は「長年蝶を観察記録し続けているが、新林で卵から観察できたのは初めて。珍しいことなのでは」と話す。
上村さんは先月30日、公園内にあるアサギマダラの食草「コバノカモメヅル」に卵が産みつけられているのを偶然発見。上村さんや蝶の研究仲間が数日後から毎日観察し、7月8日に蛹から羽化する様子を観察した。
アサギマダラは春から初夏にかけて沖縄や九州から北上し、夏を本州の高原で過ごすマダラチョウ科の仲間。秋に南下西進し最長移動距離は2000Kmを超えるという。
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