藤沢 トップニュース教育
公開日:2023.07.07
「不登校」どう向き合う?
要因さまざま、コロナも一因
不登校の小中学生が全国的に急増している。文部科学省の調査では2021年度、不登校の児童生徒は24万人を超え、10年前と比べて倍増した。藤沢市も同様の傾向で、市教育委員会は重要課題として学習支援などに力を注ぐ。一方、不登校の要因は人によってさまざまだ。学校、保護者、地域―。大人は不登校とどのように向き合うべきか、当事者の声から探った。
「もうがんばれない」。中学1年生の息子を持つ女性は、朝起きると突然そう告げられた。学校に通わず家で終日ゲームやスマートフォンを眺めて過ごすようになり早3年が経った。不登校に陥った理由は今もはっきりと分からない。
3月、長後小学校で開かれた「登校拒否を考える交流会」。当事者の保護者や湘南教職員組合でつくる実行委員会が主催したもので、この日は市内外から50人以上が参加した。
不登校の原因を当事者ではなく、学校や社会の問題として考えようというもので、年に3回開催。冒頭では参加者がそれぞれの境遇を話し、学校側の状況などを伝えながら思いを共有する。
別の市内在住の女性はコロナ禍による制限がなくなってから小学6年生の息子が不登校に。教諭との不和から学校を休みがちになり次第に「毎日死にたいと包丁を持ち出すようになった」。どうしたら良いか分からず初めて足を運んだという。
「不登校の子の親は相談できず抱え込んでしまうことが多い。無理に解決しようとせず、まずは話したり他の人の話を聞いてみることが大事」。実行委で小学校教諭の大和俊広さんが交流会の意義を話す。
21年度870人
藤沢市教育委員会によると、21年度の不登校児童生徒は870人。10年前と比べると約2・7倍に増加している。
不登校の要因では「無気力・不安」(434人)、「生活リズムの乱れ、あそび、非行」(89人)、「親子の関わり方」(64人)、「いじめを除く友人関係の問題」(48人)などと続いた。
近年、不登校が増加していることについて、多くの教員が多忙で個別対応しきれていないことも指摘されている。交流会に参加した、市内中学校教諭の男性は「ほとんどの先生が遊びや暇を大事と考えない。子どもが学校に行くのが前提で『学校に行かなくてもいい』と言うと批判される風潮がある」と打ち明ける。
市教委は藤沢でも不登校が増えている要因についてコロナ禍など複合的と前置いた上でこう話した。「要因をしっかりと捉え、不登校前の段階で対応することが大切だ」
◇
登校拒否を考える交流会があす7月8日(土)、深沢小学校(鎌倉市梶原)で開かれる。午後2〜4時。申し込み不要で無料。問い合わせは大和さん(tyamato0531@yahoo.co.jp)へ。
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