昨年度に50周年という大きな節目を迎え、新たな歴史を歩む今年度のテーマに「自利利他円満」を選んだ。「他人への利益が自らの利益として返ってくる」という仏教の言葉に、ライオンズの精神を重ねる。「持ちつ持たれつという、幸せを共有するイメージ」と柔和にほほ笑む。
世界的に広がった新型コロナ禍。奉仕活動に影響が出るなか、クラブのメンバーたちは「それでも何かできないか」と道を模索した。フードバンクや子ども食堂の支援をはじめ、メンバーの農園での「藍」の栽培など、危機を乗り越えて近年の活動が大きく広がった。「エネルギーにあふれている人が多いから、活動も元気」とうなづく。藤沢産の藍の更なる活用も視野に入れる。「藍染めだけでなく、お茶にもなる。大切に守ることで、文化の保護にもつながる」と瞳を輝かせる。
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