「一灯になろう」。江戸時代の儒学者である佐藤一斎の言葉を、今年度のテーマに選んだ。ロータリーの支援を受けて、20代で念願の渡米を果たしたからこそ、大学教授という今がある。「支援を求める人々にとっての『灯(ともしび)』となる奉仕活動を」。その精神はゆるがない。
今年度も自立支援施設を訪問し、一緒に食事を作り味わう青少年支援事業に継続して取り組む。「とれたての野菜で作って皆で食べるから美味しいんだ」とにこり。
節目の20周年を迎え、記念事業としてアフリカ・マダガスカルでの養鶏支援事業を行う。現地の成長期の子どもがいる100世帯に鶏やワクチンなどを贈り、養鶏を通した生活基盤の整備につなげる。10月には視察も行う予定だ。「世界には貧困に苦しむ人たちがいる。その人たちの一灯になれたら」
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