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藤沢 トップニュース文化

公開日:2025.08.08

フリースクール団体
「自分らしい学びを」
29日、メッセ初開催

  • イベントチラシを手にする米澤さん

    イベントチラシを手にする米澤さん

 県内で活動するフリースクールと居場所を運営する団体が一堂に会す「こどまなメッセ」が29日(金)、藤沢市役所分庁舎2階で初めて開かれる。フリースクール団体などでつくる藤沢こどもの多様な学び応援団の主催。米澤美法代表(53)は「自分らしい学びを見つける機会にしてもらえれば」と来場を呼びかけている。

 藤沢市教育委員会の調査によると、市立小中学校における不登校の児童生徒は2019年度に696人だったのに対し、23年度は1128人と右肩上がりに推移。1千人あたり小学生18・1人、中学生68人いる計算だ。

 市議会6月定例会ではフリースクールなどを利用する不登校児童生徒の保護者に対し、県の補助制度を利用するなどして利用料への補助制度を求める「フリースクール等に通う子どもへの支援についての陳情」、不登校や教室に足を運びづらい児童生徒のための居場所と人員を確保する内容の「藤沢市内の小・中学校内への居場所の設置についての陳情」が提出された。いずれの陳情も市議会は趣旨了承とした。

当事者の母NPO発足

 「相談する場もなかった」。米澤さんも当事者の母の一人だった。息子が小学5年の時、不登校となった。

 同じようにつらい思いを抱える人を増やしたくないと、2017年に親の会を立ち上げた。当事者の親から相談を受ける中で、「居場所が欲しい」という声が多数届いた。

 「こちらから言わなければスクールカウンセラーにつないでもらえなかったり、別室を用意してもらえなかったりして、居場所を見つける支援がなかった」と米澤さん。「未来を創るサードプレイス」を掲げ、翌年にはNPO法人自由創造ラボたんぽぽを設立。ワンコインで出入り自由の相談の場を開いてきた。

 おととしから年に一度、フォーラムも企画。かつての当事者からリアルな声を集め、冊子にまとめて市教委に配布するなどの活動もしてきた。

支援する側も「理解して」

 「ある日突然、不登校になったら、当事者やその親は自力で行き先を探さなければならない」。都内など他自治体ではフリースクールや居場所の関係者がイベントを行うケースも珍しくなく、米澤さんらは子育て期間中に過ごした藤沢でメッセを開くことにした。

 「当事者がそれぞれの人や場所を肌で感じるだけではく、学校の先生方やカウンセラーなど支援する側にも来場してほしい。学びは一つじゃないことを理解してもらわないと、多様な学びは社会に広がらないから」

 メッセには16団体が参加。活動中の写真を見ながら自分に合った居場所を探せる活動紹介コーナー、各スタッフから話を聞ける団体ブース、当日出展できない団体のチラシも配架する。「マインクラフト」(ゲーム)や工作、駄菓子販売も。

 午後1時30分〜4時。入場無料、予約不要。詳細は同応援団HPから。

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