白旗在住の高島実さん(64)が半年かけ、自転車でアフリカ大陸10カ国、約8700Kmを走破し、9月に帰国。次の旅へ向けて闘志を燃やしている。
2月に日本を発ち、エジプトのカイロから旅は始まった。ナイル川沿いにスーダン、エチオピア、ケニアと南下。エチオピアは勾配が厳しかったが、気候的にも過ごしやすかった。その一方、スーダンでは、暑さや砂嵐、テロ支援国家としてアメリカからの制裁があり、資金も下ろせず、苦労したという。
エジプトでは、3大ピラミッドやアブシンベル神殿などを見た。南アフリカのケープタウンでは、現地で知り合った人の家に宿泊し、日本大使館に招待され、新聞の取材も受けた。道中、自転車が壊れたり、お腹を壊すなどトラブルにも見舞われた。ブレーキの部品が壊れ、修理は無理だと思っていたものを現地の人が修理してくれたり、体調を崩した時はマラリアの検査をしてくれたりと人の温かさに触れた。
自転車で世界を旅したいと思ったきっかけは、ユーラシア大陸を横断した人のブログを見つけたこと。その1カ月後には、自転車を購入した。2013年には、ユーラシア大陸、14年には東ヨーロッパと中央ヨーロッパ、14年から15年にかけて南米へ旅をし、47カ国、約3万8000Kmを走破している。今後は、北米やオセアニアに行きたいという。
高島さんは「アフリカは貧しいが、現地の人はピュアで親切心がとてもある。『人が困っていたら助ける』という当たり前のことが非常に嬉しく、心が温かくなった。現地での出会いが楽しみ」と笑顔で話した。
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