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藤沢版 公開:2018年1月19日 エリアトップへ

立山信仰の仏像を発見 第51代当主佐伯さん宅で

文化

公開:2018年1月19日

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阿弥陀如来(左)と不動明王
阿弥陀如来(左)と不動明王

 辻堂在住の佐伯賢(まさる)さん(69)の自宅から、富山県立山町芦峅寺の宿坊の1つ「善道坊」で受け継がれていた仏像2体と譲渡書が発見された。

 この仏像は、江戸時代に作成され、銅製で阿弥陀如来が8・5cm、不動明王が9・8cm。28cmほどの厨子に納められていた。立山信仰対象の中核である「立山権現」を表現していると考えられている。調査を行った立山博物館は「明治時代初期の資料が少なく、これまでは仏教的なものを排除されたと考えられていた。神仏分離の背景と立山信仰に関する非常に貴重な資料になる」と話している。

 佐伯さんは、登山する人が説法を受け、宿泊の場となる宿坊・善道坊の第51代目当主にあたる。今回発見された仏像と譲渡書は長い間自宅の居間で保管されていたが、調査結果を受け、昨年11月に同博物館へ寄贈された。

 佐伯さんは「この2年ほどで仏像など200点余りを博物館へ寄贈してきた。研究に役立てられ、立山信仰の歴史が語り継がれることは嬉しい」と話した。

佐伯さん
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