地域の商店街の活性化を目指し、優れた取り組みを続けている団体を称える「かながわ商店街大賞」の授賞式が1月9日、横浜市内で行われ、商店街部門で本鵠沼商店街協同組合が準大賞に輝いた。市内の団体が受賞したのは初めて。
県と県内の経済団体からなる「かながわ商店街大賞実行委員会」が主催する同大賞。商店街の魅力を広く発信し、地域の活性化を目的に2012年度から毎年実施している。
6回目の開催となった今回、同部門には8団体、大型店部門に2団体が参加。昨年行われた厳正な審査の結果、12年から継続しているプロジェクト「本鵠沼はす池通り物語」など、同組合が取り組むユニークな活動が高く評価された。
プロジェクトを考案したのは、当時同組合の理事長を務めていた古河弾さん。商店街の集客数拡大を目指し、地域のシンボルである「蓮池」にちなんで、レンコンをテーマにした新商品開発を各店舗に呼び掛けた。さらに毎週土曜日を「レンコンの日」と定め、開発したさまざまな商品の販売を続け、ユニークな事業として注目を集めた。
15年には、レンコンと黒ゴマあんを使用した「はす池あんぱん」や、赤ワインで煮込んだレンコンで作った「恋婚パイ」など、同プロジェクトから生まれた4商品が、県の「神奈川なでしこブランド」に認定され、話題となった。
授賞式には、同組合の清水朋和理事長と古河さんが出席。主催者を代表して登壇した(公社)商連かながわの岡野誠一会長から表彰状を手渡された。
古河さんは「受賞は我々の商店街にとって、一つの大きな救い。これを起爆剤に、さらに地域の活性化に励みたい」と熱意を示した。清水理事長は「名誉ある賞をいただいたからには、より一層地域のために頑張りたい」と語った。
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