慶應義塾大学SFCのキャンパス内にキッチンカーの飲食店「キッチンたまり場」が今年の4月から定期営業している。運営する同大4年生の柴田雅史さんが中心となり、調理から販売まで手掛け、学生から人気を博している。
1年生の頃、インドネシアに旅行で訪れ、リヤカーに人が集まり「たまり場」として親しまれていることに感動したのがきっかけ。日本でも同じような場所が作れないかと、帰国後知り合いからキッチンカーを借り、営業をスタートした。
1年かけて定期営業に
2016年からキッチンカーでの営業は藤沢市内を中心に不定期ながら営業を始めた。「地産地消」をテーマに食事を提供し、柴田さん自ら市内の農家へ足を運び、材料を調達。季節に合わせた野菜を使った看板メニューのキーマカレーを考案した。昨年、学内の食堂の減少や購買の短縮営業も重なり、大学から「学生に食事の場を提供してほしい」とオファー。同年10月と12月には定期営業に向けたプレ営業を行い、約150食が完売するなど大成功を収めた。
今年の2月からは辻堂団地でも月1回、キッチンカーの営業を始めた。住人からは「人と話す場ができて、元気になった」など声が上がっているという。
柴田さんは「自分の活動きっかけで誰もが集まれる場所が増えたらうれしい」と話している。
「湘南野菜のキーマカレー」は500円(税込)。営業時間は木曜と金曜で、午前10時30分から午後3時。
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