講演会「子どもに合った教育〜これからの教育と日本」が8月31日、藤沢市民会館で開かれ、元文部科学省事務次官の前川喜平さんが登壇した。会場には250人が詰めかけ満員となった。
主催したのは、不登校児やその保護者を支援しているNPO法人自由創造ラボたんぽぽ(米澤美法代表理事)。2学期が始まる9月は、学校に通う未成年の自殺者が多く、子どもに合った教育について一緒に考えようと講演会を企画した。
前川さんは、自身も小学校3年生の頃、東京に引っ越したことをきっかけに不登校になったが、「なぜか母が学校に行けと言わなかった」などと体験談を披露。9月に自殺者が増える問題には、「学校があるために子どもが死を選ぶことなど、あってはならない」と語り、学校外の学び場が必要で、制度的にも開かれていくべきと主張した。
米澤代表は「不登校に対する理解がまだまだ低い。こうした講演で、少しでも理解が深まれば意味のあることだと思う」と話した。
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