藤沢市は先月24日、インフルエンザの患者数が増加し、今後も拡大する恐れがあることから流行警報を発令した。14〜20日に定点医療機関の平均患者数は47・69人で基準となる30人を超えた。市内小中学校では学級閉鎖が相次いでおり、市は予防の徹底を呼び掛けている。
市保健予防課によると、16定点医療機関が報告した患者総数は763人で、警報前週(7〜13日)の420人(平均26・25人)を大幅に上回った。翌週(21〜27日)には903人(同56・44人)と患者数がさらに増加。警報は30日現在も続いている。
小中学校でも10日を皮切りに相次いで学級閉鎖が発生した。市学務保健課によると、3連休明けの15日には17校66学級に膨らみ、うち1校が休校、4校が学年閉鎖だった。その後も増減を繰り返しながら28日には、19校60学級が学級閉鎖になっている。
同課などによると、例年12月中旬から警報の前段階にあたる注意報を発令しているが、今シーズンは2週間ほど遅かった。「患者総数に大きな差があるわけではないが、流行始めからピークまでの期間が短く、集中した印象」という。
例年の傾向だと、ピークは2月初旬まで。ただ流行はしばらく続く可能性もあり、市は早めの受診を呼び掛けるとともに「手洗いや咳エチケットなど感染予防の徹底を。特に乳幼児や高齢者、妊婦などは重症化しやすいので注意してほしい」と話している。
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