障害児を持つ保護者や、障害者支援施設を運営する事業者らを交えた交流会が先月27日、就労継続支援事業所として運営されているカフェ「ニコズキッチン」で開かれた。
この交流会は、子育ての悩みや将来の不安などを「先輩ママ」や専門家と気軽に話してもらおうと「おしゃべりカフェ」と題し、企画された。
当日は障害児を持つ母親や、養護学校教諭、福祉事業者ら10人が参加した。
保護者側から多く聞かれた声は将来に対する不安。今は生活を共にしているが、いずれは死別し、一人になる。その時の「住まい」や「働く場所」など生きる上での居場所があるのか、という声が挙がった。
それを受けた福祉事業者らは、働く力を身に着けるための支援に対する思いや、先輩ママたちからは、楽しい触れ合いの話、地域で活動している団体からは子どもから高齢者、障害の有無に関わらず集える場を模索しているという話などが披露され、場を盛り上げた。参加した保護者の一人は、「様々な年代の方と話せて良かった。また将来の可能性に希望が持てた」などと話した。
一方、福祉事業者からは居場所となる施設が作りにくい現状や、運営を継続させるための資金面の厳しさが制度的にあると話し、よりよい社会をつくるためにも「皆で声を上げていく必要がある」と確認した。
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