鎌倉市の鎌倉深沢地域整備課は先月5日、JR大船工場跡地を中心とした約32ヘクタールにおよぶ土地の利用計画案を地権者らに説明した。
ウェルネス構想に基づくこの案では、看護学系の大学を核として商業施設や行政施設、住宅、また現在の青果市場や工場を配置している。湘南モノレール線沿いの「大船西鎌倉線」と柏尾川沿いの「腰越大船線」を横串状につなぎ、そのシンボル道路の両脇に各エリアを配置する(図参照)。
この利用計画案は昨年9月に学識者や国交省、県、JR東日本の関係者からなる「深沢地区事業推進専門委員会」で作成された。鎌倉市は、2011、12年中に、この計画を法規制のかかる都市計画に格上げする意向だ。それに向け今年度補正予算に測量等の業務委託料約2800万円を計上した。
市は、入り組んだ権利関係を権利者ごとに整理する「仮換地指定」を13年に行いたいとする。一方、全面積の半分に相当するJR所有地には、土壌汚染箇所があり、その解決が大きな課題。同課では「13年の仮換地指定をJRも承知している」とし、それまでに対策がとられる見通しだ。
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