由比ガ浜商店街 エリア 歩道の拡幅工事に着手 1月11日(火)から3月末まで仮舗装工事 下馬から江ノ電踏切まで
由比ガ浜商店街振興組合(菊一公明理事長)のエリアを通る一般県道311号(鎌倉葉山線)の歩道拡幅工事が1月11日(火)から行われる。下馬から六地蔵まで、現在の幅員1・5メートルから2・5メートルへ広げる計画で、今回の工事では下馬方面から江ノ電踏切まで、南の片側約80メートルの歩道を仮舗装する(工期は3月末まで)。
由比ガ浜商店街は、1998年に鎌倉市指定のモデル商店街となっており、整備計画が進められてきた。市や県の助成金活用によるポケットパークの整備、また、街づくりや産業振興のため、商店街内でルールを策定、自主的に店舗などの建物をセットバックするなどの取り組みを行ってきた。
その中にあって、同地区の歩道(360メートル)は幅員が狭く、同商店街によれば「雨の日は、傘をさす人同士がすれ違えず、歩道を降りなければならない」など安全面での不安もあった。そこで、由比ガ浜商店街では、利用者の「安心・安全の確保」と利便性向上のため歩道拡幅の工事計画を神奈川県藤沢土木事務所と進めてきた。
「県道311号(鎌倉葉山線)」の同地区での総幅員は現在10・5メートル。これが工事完了後には12メートルに拡幅される。歩道は現在の片側1・5メートルから2・5メートルに広げられる。
菊一理事長は「商店街組合員たちの協力もあり、ようやくここまで来られた。まだ仮舗装の工事がスタートしたばかりだが、完工の早期実現を目指したい」とし、「古都の商店街にふさわしい、人々の憩いの街並み作りを進めていきたい」と話す。同商店街では、六地蔵周辺に、3カ所目となるポケットパークの整備も予定している。
神奈川県藤沢土木事務所道路維持課では、「用地取得を進めながら工事を進めたい」と話す。用地取得費を含めた事業費は約10億円で、今回の仮舗装の工事費は約1000万円。工事期間中の交通規制については、「片側交互通行を実施するので、ご協力お願いします」と話している。
歩道が1メートル広くなる
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