「家内安全、商売繁盛、お祈り申し上げま〜す」「ドドン(太鼓)」―。そう祈願する声と太鼓の音が境内に響く年始恒例の「本えびす」が今月10日、市内小町の本覚寺で行われた。晴天に恵まれ、境内には御利益にあやかろうと福むすめらがついた餅を求める参詣客の長蛇の列ができていた。また、小づちなどの飾りをつけた福笹を買い求める人もおり、境内はにぎわいをみせていた。
「夷堂」前の餅つき会場には、福むすめをカメラに収めようと多くの人が詰めかけ、杵を下ろすたび皆がシャッターを切る。餅をつく度に「よいしょー、よいしょー」と掛け声も。
今年の福むすめは15人ほどで、初めての人から数年の経験者もいたようだ。
同山は1421年の創建といわれており、一乗院日出上人によって開かれた日蓮宗の寺。二代目の住職・日朝上人の名で親しまれており、同上人が日蓮宗本山の身延山(山梨県)で高位に付いたことから、「東身延」とも呼ばれている。江戸時代につくられたといわれる仁王門をはじめ、本堂や夷堂、鐘楼などからなる。
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