知らない人が学校に、万が一に備えを―。先月24日、市立今泉小学校(佐藤洋一校長)で全校生徒420人を対象に不審者侵入の対応訓練が、警察の協力により実施された。
授業中に巡回中の警備員が校舎裏手で不審者を発見。呼びかけ等で制止するも不審者は校舎内に入る。学校職員が110番通報し、警察が駆けつけるまでの間、校内を物色する不審者に教師らがさす股や椅子を手に対応。最後に警察が取り押さえる流れ。校内の情報伝達や児童の安全確保なども試された。
犯人役を務めたのは警察OBで現在、市安全安心推進課の防犯アドバイザー。
犯人役は、大声を出したり棒を振り回すなど本番さながら。警備員や教師は緊張した面持ちで対応し、「校長室に来てください。どのようなご用件ですか」などと呼びかけ、不審者の行動をけん制していた。
訓練終了後の全校集会で佐藤校長は、万が一の場合は大人がしっかり生徒を守るとし、また「自分のことは自分で守ることも大切です」と呼びかけた。
不審者に対応した山口哲正教諭は、「訓練でも怖い。最初は言葉が出なかった。経験を積むことで、いざという時に対応できる」と訓練の重要性を語った。
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