鎌倉版 掲載号:2011年2月18日号
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今年も"満開"市民の手で ボランティアが段葛の桜の幼木に肥料

文化

 桜のシーズンを前に、段葛の桜の幼木がしっかりと花を咲かせるようにと今月10日、肥料の埋め込みが行われた。若宮大路の美化活動を行うNPO法人かまくら緑の会(高柳英麿理事長)が主催したもので、同会メンバーをはじめ約20人が参加し、汗を流した。

世界遺産 願う

 段葛には約300本の桜の木があり、春には桜のトンネルとなる名所の一つだ。

 今回対象としたのは、同会が以前に植樹した5年から10年生の幼木約50本。参加者が手分けして、鎌倉警察署前の二の鳥居から順に、竹筒のような形をした「グリーンパイル」(長さ約30センチメートル)という窒素系の肥料を、幼木の根元に木槌で打ち込んでいった。高柳さんは、この肥料について、「効果は抜群」と開花を楽しみにする。参加した73歳の男性は、「史跡の美化はいいもんだ。世界遺産になれば」と語っていた。

 作業に立ち会った鶴岡八幡宮の國生護衛総務部長は、「石の上に土を盛った道は、世界にこの『段葛』ただ一つ」と、史跡指定をうけるその希少性を説明する。その一方で、「現在の姿になって80年近い」として、石積みの修復など「今後数年かけて段葛の整備が必要」と話した。

 桜が植わる両側の植栽も、外はアスファルト、内側は踏み固められた土、下は石が引かれていることから、植物が育つ環境として、決して良好とは言えず、今後は土の入れ替えも視野に入れている。

 同会による今回の肥料やりについて國生さんは「皆様の熱意に本当に感謝している」として、段葛の整備に意欲を見せた。
 

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