第4回「景観づくり賞」 まち並み彩る樹木を表彰 市民に愛されている13件に
鎌倉市が主催する「第4回景観づくり賞」の受賞対象がこのほど決定した。今回は「美しいまち並みをつくる樹木」がテーマ。都市景観の形成に貢献したとされるものなど、応募総数215件の中から「景観づくり賞」12件、「奨励賞」1件の計13件が選ばれた(写真は「景観づくり賞」の12件)。
「景観づくり賞」は、市の景観条例に基づいて、都市景観の形成に貢献したとするものや団体を表彰し、市民の景観への意識を高めようと2003年度から始まった。毎回テーマを変えており、過去には「美化活動団体」や「植栽や生垣などでの景観向上の取り組み」、「素敵な看板」を表彰してきた。
第4回となる今回は鎌倉市内の「樹木」にスポットをあて、「美しいまち並みづくり」に貢献している木々を、09年秋と10年春にそれぞれ一般募集。215件の応募があった。
受賞選考は、公募市民らで構成される景観形成推進委員9人が行った。
「御成町のサクラ」は「ホテルニューカマクラの駐車場に際立った存在感を持って立っており、ホテルのシンボル的存在として親しまれている」として、「腰越のタブノキ」は「樹齢250年から300年といわれ優れた樹容を保つ。腰越小の近くにあり、学校へ通う子どもたちを見守るかのように立ち、地域住人からも愛されている」ことが受賞につながった。
また「岡本のメタセコイア」は「1962年の県立フラワーセンターの開設にあわせ植えられ、圧倒的な存在感がある。人々に季節の移り変わりを感じさせる」ことが評価された。
奨励賞の「鎌倉山のサクラ」は、「広く、鎌倉山一帯のサクラ」としての受賞。所有者のサクラ保全の取り組みを奨励するもの。
2月27日(日)には市福祉センター(御成町)で、表彰イベントを開催する。午前10時から12時。イラストレーターの出口雄大さん、建築家の熊倉洋介さんを迎えてのトークイベントも予定する。
このほか、市都市景観課では「鎌倉駅地下道ギャラリーでの受賞作品の写真展示なども行いたい」と話す。 表彰イベントは一般参加もできる。問い合わせは【電話】0467(61)3477・市都市景観課まで。
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