観光庁による「日韓観光振興プロジェクト」特別制作の映像作品「スマイルバス」の撮影が、今月14日から17日に鎌倉・江の島を舞台に行われた。6月の短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」(SSFF&ASIA)に向けた作品で、撮影最終日には、主演のリュ・ヒョンギョンさんと監督のパク・サンジュンさんらが松尾崇市長を表敬訪問した。
同プロジェクトは、観光庁と米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭「SSFF&ASIA」の共同事業。 日本と韓国、それぞれの魅力を伝えようと両国を舞台に作品の制作が進められており、日本では、鎌倉・江の島が選ばれた。
映画「スマイルバス」は、恋人に別れを告げて、鎌倉や藤沢・江の島で観光ガイドとして働く韓国人女性と、突然の別れに戸惑い、日本へと向かう恋人の感情を描いた純愛ストーリー。鎌倉や江の島の言い伝えや美しい景色が織り交ぜられている。
パク監督は「東慶寺の”縁切り寺”など恋愛にまつわる伝承も多く、イメージがふくらんだ」と鎌倉を舞台に選んだ理由を話し「来鎌は始めてだったがインターネットで情報を集めた。イメージしていた通りの美しい街」と語った。
鶴岡八幡宮や高徳院も登場する予定。リュさんは「撮影で、ゆっくり観光はできなかったが、日本の歴史を感じることができ感激」と笑顔を見せた。同作は、6月の同映画祭で上映される(東京、横浜会場他)。韓国でも女優の櫻井淳子さん出演の「スーパースター」の制作が進められている。松尾市長は「日韓観光振興の舞台に鎌倉を選んでいただき嬉しい。完成が楽しみです」と話した。
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