EVタクシー 鎌倉も 鎌倉江之島ハイヤーが2台導入 先月22日から運行開始
神奈川県内で先月7日から、EV(電気自動車)タクシーが全国に先駆け本格運行している。鎌倉市内ではKGグループの鎌倉江之島ハイヤー(株)(青木政行社長)が、22日からEV2台の運行を開始した。
EV導入は、県、県タクシー協会、日産自動車(株)の3者が昨年4月に立ち上げた「かながわEVタクシープロジェクト推進協議会」による。3月上旬にかけて県内22社が日産のEV「リーフ」を計35台導入する。
鎌倉市内でEVを2台導入した鎌倉江之島ハイヤーでは、通常のタクシー車両と同様に鎌倉、逗子、葉山の2市1町をエリアに運行する。車両は、県などの補助を受け同社が購入。5人乗りで、運転手は日産で研修を受けた。鎌倉駅の東西に1台ずつ配置される。電力は、同社設置の充電器で充電し、「満タン」で約160キロメートルの走行が可能という。配車依頼でEVの指定は受け付けていない。
同社の青木社長は「とっても静かです。加速がとてもよい」と乗車の感想を語った。また「少しでも環境負荷軽減に貢献できれば」と導入の理由を語る。
先月7日に県庁舎前で行われたEVタクシー出発式で、松沢成文知事は「利用するだけでCO2削減になる」として、来年度中に100台導入の目標を掲げた。タクシー協会の大野清一会長は、「京浜工業地帯からみなとみらいなどのビジネス街、鎌倉や箱根のような観光地まで、様々に貢献できると確信している」と語った。運行にあたっては、2013年3月まで障害者割引を通常の1割から2割に拡大。箱根EVタウンプロジェクトと連携し観光タクシーとしてのEV利用も図る。
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