笑顔の平林さん（右は陣内先生）
北鎌倉女子学園中学校（市内山ノ内）の平林由衣さん（１年）が作詞・作曲した「おばあちゃんの梅ジュース」が、「全国歌曲創作コンクール」（（株）文英堂主催）の自由創作曲部門で３位に入賞した。応募４４６作品からの受賞に平林さんは「受賞の知らせを聞いたときは驚きました。とても嬉しいです」と話した。
「おばあちゃんの梅ジュース」は夏休みに作られた曲。同校では、夏休み期間に、文芸や音楽など生徒が自らの作品を、一般のコンクールに応募することを課題としており、この作品は平林さんがはじめて作詞・作曲に挑戦し、完成させたもの。「どんな曲にしようか考えていたときに、飲んでいた梅ジュースからイメージが湧いた」という。
平林さんの家では、毎年、親戚の住む徳島県から梅がたくさん届く。この梅を祖母のレシピをもとに、平林さんの母がジュースにした。
詞には、梅の木がつなぐ過去と未来が描かれており、審査員からは「懐かしさと微笑ましさのある曲」と評価された。平林さんは作文も得意で担任の陣内和歌子先生は「身近なところから想像力を広げ、作品づくりにつなげる力がある」と話す。今年１月には、文英堂から表彰状と入賞作品を掲載した冊子が届いた。同コンクールは44年の歴史を持つが今回で最後となる。
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