保険加入のススメ 自転車「ころばぬ先の杖」
昨年1年間の鎌倉市内で発生した自転車事故は、159件。自転車で事故を起こした場合、軽車両と同じ扱いとなるため、警察や鎌倉市交通政策課では、保険加入を呼びかけている。
同課によると、自転車事故の主な理由として、歩道の暴走、携帯電話、無灯火、進入禁止箇所への進入などが挙げられるという。
自転車で事故を起こした場合、状況によっては、損害賠償は大きい。例えば、夜間の無灯火で歩行者に正面衝突して死亡させてしまったケースでは、3千万円に(07年7月大阪地裁)。横断歩道を自転車で進行、歩行者の目の前を横切り衝突し骨折させてしまったケースでは641万円(95年8月東京地裁)。これらの事例は、保険未加入であればすべて自費負担になる。
県の道路交通法施行細則改正により、自転車での携帯電話使用に罰金が科せられるなど(5月1日より)、自転車の罰則強化も進む。
まずは、「車道が原則、歩道は例外」「車道は左側通行」「歩行者優先で車道寄りを徐行」「二人乗り禁止等の安全ルールを守る」など、安全運転の原則遵守が求められる。その上で、鎌倉・大船両警察署をはじめ市交通政策課では「ころばぬ先の杖として、保険に加入して下さい」と話している。問・【電話】0467(23)0110鎌倉警察署、(46)0110大船警察署、(23)3000鎌倉市交通政策課まで。
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