外務省による「21世紀パートナーシップ促進招聘(しょうへい)プログラム」の一環として、米国テネシー州ナッシュビルの市長が今月16日、鎌倉市を訪れ松尾崇市長を表敬訪問した。市内の観光先では、市民らによる「サプライズセレモニー」が企画されるなど、両都市間の友好に向けた、歓迎ムードに包まれた。
ナッシュビルの市長、カール・ディーン氏は、今月11日から20日にかけ、家族とともに来日。同市と鎌倉市との友好を深めることを目的に16日には、市役所を訪れ、松尾市長を表敬訪問した。ディーン市長は鎌倉について「ビューティフルシティ」と繰り返し、「歴史と自然を感じられる美しい街並みだ」と話した。また、東日本大震災にもふれ「このような時にも、歓迎していただき嬉しく思う」と語った。今回の来鎌は、在ナッシュビルの総領事が鎌倉出身ということもあり、計画が進んだ。
ディーン市長は同日、家族と鶴岡八幡宮・高徳院などを観光した。長谷寺では、「鎌倉のカントリーとブルーグラスを愛する会」(東理夫代表)が、音楽のプレゼントを用意。カントリーシンガーの宮前ユキさんによる州歌「テネシーワルツ」、津軽三味線奏者の小山豊さんによる「津軽じょんがら節」の演奏が行われた。ナッシュビルは、カントリー音楽の中心地として知られる都市。市長は「素晴らしいプレゼントを頂いた、今後の両市の友好親善を一層深めたい」と話した。
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