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鎌倉版 公開:2011年4月1日 エリアトップへ

震災復興にクラシックを 4月3日(日) 若手音楽家が妙本寺でチャリコン

社会

公開:2011年4月1日

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プロ奏者が名曲を
プロ奏者が名曲を

 若手音楽家による東日本大震災「復興チャリティーコンサート」が4月3日(日)、比企谷妙本寺(大町1丁目)で開催される。入場料(2千円)はすべて日本赤十字社を通して寄付される。【関連記事・人物風土記】

 演奏するのは、大町在住のヴァイオリン・ヴィオラ奏者の阿部真也さん(30)をはじめとした11人のプロ弦楽奏者たち。若手を中心に50代までと幅広い。2006年から室内楽コンサートを都内中心に開催しており、15回目。鎌倉では初開催となる。当日は、午後2時半開場、3時開演。1時間半ほどを予定しており定員は150人。

明るい風を吹かせたい

 一曲目は、被災地への追悼の思いを込めバッハ「G線上のアリア」を予定。その後に妙本寺の早水日秀貫主が被災地へ捧げる「声明」を上げる。以降は、衣装も新たに雰囲気を一新し、「元気に明るい雰囲気で演奏する」(阿部さん)。バッハの「ブランデンブルグ協奏曲3番・6番」、ヴィヴァルディー「4つのヴァイオリンの為の協奏曲」「春」と続く。

 同山でのコンサートは以前から予定していたが、震災を受け中止が検討された。しかし、チケット購入者からのキャンセルはなく、むしろ追加購入があったという。楽団を率いる阿部さんは、その状況をメンバーに説明し全額寄付を条件に開催を決意。「生きている者が明るい風を吹かせるべきです。前向きな行動が、被災者への支援になる」と話す。

 阿部さんは、米国のサンフランシスコ音楽院を04年に修了後、ドイツのドレスデンを拠点にしてオーケストラ奏者、指揮者として活動する。06年にコルドバ国際指揮者コンクール入賞、ドレスデンハイドン交響楽団客演ヴィオラ奏者、パレスチナのエドワードサイード音楽院ベツレヘム校の客員教授を務める。

 日本での住居を鎌倉においたのは2年前。早水貫主とは以前から親交があり、貫主が都内大田区の池上本門寺から妙本寺に移るのと期を同じにして、鎌倉に越してきた。問合せは【電話】0467(22)0777妙本寺まで。
 

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